秋元康 × 金田石城 × 見城徹 トークショー

東京芸術劇場 ギャラリー1で開催された秋元康さんと金田石城さんと見城徹さんのトークショーに当選したので行ってきました。

今回のトークショーは墨の魔術師と呼ばれている書道家、金田石城さんが秋元さんの歌詞を屏風に墨で書いた展覧会の開催を記念して行われました。

「秋元康の詩の宇宙展」

展覧会は撮影OK!石城さんが屏風に作品を書かれることは珍しいと教えていただきました。

【今回展示された作品一覧】

•サヨナラの意味
•川の流れのように
•ないものねだり
•365日の紙飛行機
•二人セゾン
•アリよさらば
•サイレントマジョリティー
•NO WAR in the future
•青春の馬
•恋するフォーチュンクッキー
•ゆっくりと咲く花
•悲しみの忘れ方
•エキセントリック
•きっかけ
•こんなに美しい月の夜を君は知らない
•シンクロニシティ
•君の名は希望
•不協和音

トークショーの前に石城さんが秋元さんに作品を説明されていました。
そして、トークショー開始。
見城さんが仕切って質問をして、秋元さんと石城さんが質問に答えていくという感じ。秋元さんはほとんど喋らずトークショーは30分程度でした。座り位置は左から石城さん、秋元さん、見城さん。

印象に残った話を。
メモや録音をしていたわけではないので言葉のニュアンスなどが正確ではないことをご承知おきください。

-展覧会が開催されたいきさつについて


前から石城さんから見城さんに秋元さんの歌詞を作品にしたいから仲人を頼めないかという話があった。秋元さんは了承していたが見城さんは展覧会をするなら何か意味を持たせたいと思い、今回の歌詞集の発売に合わせて開催した。普段、石城さんに書を書いてほしいという依頼はたくさんあっても自分から書きたいと言ったのは珍しい。

-歌詞集について


歌詞集は出版してもまず売れない。過去に中島みゆきさんの「愛が好きです」という本が唯一売れた歌詞集。ユーミンさんでも、尾崎豊さんでも、ミスチルでも売れなかった。中島みゆきさんは中島みゆきさんの詞。ユーミンさんはユーミンさんの詞になってしまう。でも、秋元さんはとんねるずやいろいろなアーティストに歌詞を書いているからすごい。

-売れるものには個性はもちろん匿名性がある


見城さんの経験上、売れるためには個性はもちろん匿名性がないと売れない。秋元さんの歌詞には匿名性がある。

-「君の名は希望」について


日本テレビの敏腕プロデューサーが「世界一受けたい授業」で「こんなに美しい月の夜を君は知らない」を取り上げたいと言ってきた。実はトークショーの後、収録がある。スタジオに「君の名は希望」の金屏風を持っていきたいという話があった。トークショーの時間、金屏風は日本テレビに運ばれた後なので今は会場にはないとの説明。(私が午前中に展覧会を見た時はありました。)見城さんはプロデューサーがどこで金屏風のことを知ったのか不思議がっていましたが真相は謎のまま。見城さんが「君の名は希望」というタイトルはすごいと。「君の名は愛」でも「君の名は夢」でもダメ。「君の名は希望」でなければダメ。見城さんから秋元さんにタイトルはいつ決めたのか?という質問。秋元さんは歌詞を書き終えた後に決めたとおっしゃっていました。

-作品について


今回、秋元さんの歌詞を書にするにあたって歌詞集がボロボロになるまで読み込んだ。今まで本がボロボロになるまで読んだことはない。秋元さんの歌詞は毎日、感じ方が変わるので本当に難しかった。雨の日なら全く違うように感じる。書く時は秋元康と対決しているような気持ちだった。

トークショーの締めは今回の展覧会の作品を秋元さんにお渡しするということで目録の贈与でした。秋元さんと石城さんが握手。石城さんから見城さんに仲人をしてくれたことへの感謝の言葉。そして、三人での写真撮影。

石城さんは作品を秋元さんにお渡しする理由について「受け取ってもらえても、受け取ってもらえなくても目録をお渡しするつもりだった。今回の展覧会の作品は秋元さんのところへ行くのが一番幸せだと思うから。」とおっしゃっていました。
開場 13:30 開演 14:15
トークショー 30分

半歩ずつ

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